【石川県の方言・金沢弁】くっつり
今日ご紹介する金沢弁は「くっつり」です。
意味は、「満足する」「満たされた気分になる」。
お腹がちょうどよくいっぱいになったときや、
気になっていた用事が片づいてホッとしたときなど、
なんかちょっと足りない気持ちだったけど、
お腹も心もほどよく満たされたような気持ちになる、
そんな場面でよく使われる言葉です。
例えば、
「ばあちゃんのおにぎり食べたら、なんかくっつりしたわ〜」
(おばあちゃんのおにぎりを食べたら、なんだか満足した〜)
「あんたらとしゃべっとったら、くっつりしたわ」
(あなたたちと話していたら、すっきりしたわ)
豪華じゃなくても、心が落ち着いた。
そんな感覚を言葉にできるのが、「くっつり」です。
くっつり、あっくり、こっとり、
口にすると気持ちが穏やかになる、どこかほのぼのした方言。
そんな言葉にふれていると、日々のあわただしさも少しだけ和らぐ気がします。






















