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西能登の里山里海のとっておき！志賀町優良特産品ガイド

西能登里浜の志賀町は海、里の魅力が満載。

新しい生活様式が求められる中、１時間以内でいけるマイクロツーリズムが気になるという人が増えている。近場の観光地を訪れたり、近隣のホテルや旅館に一泊したりして、近隣の魅力を再発見しながら小さな旅を楽しむのだ。陽光が気持ちよい今の季節、目的地におすすめなのが石川県能登半島の中心に位置する志賀町。金沢と能登をつなぐ「のと里山海道」を利用すれば金沢からは約50分、輪島からは約１時間、都心から飛行機を利用すれば能登空港から約40分。わずかの移動時間でほどよい旅行気分が味わえる。
　福浦港から関野鼻の海岸線は「能登金剛」と呼ばれる能登半島国定公園の代表的な景勝地。透明感のある海に浮かぶ奇岩、奇勝、断崖の連なりは何度見ても圧倒される。代表的な見どころに巌門、機具岩、ヤセの断崖、増穂浦の世界一長いベンチなどがあり、中でも巌門の岩に空いた大きな穴は圧巻で日本海の波の強さをまざまざと見せつけられる思いがする。他にも、国内に現存する木造灯台の中で最も古い「旧福浦灯台」や、日本の小貝三名所である「増穂浦海岸」なども歴史や自然が感じられるスポットだ。海岸では、浜辺に打ち寄せる淡いピンク色のさくら貝を拾ったり、セグウェイやバギーを体験したりもでき海の魅力を存分に楽しむことができる。夏の「ときめき桜貝廊」の美しいイルミネーションもぜひ足を運びたい。
　里海の幸を購入するなら「道の駅」へ。志賀町には郷土色豊かで個性的な魅力を持つ特産品が数多くある。その中から志賀町が味、独自性、製法、材料に優れているものを「志賀町優良特産品」として認定し、販売している。例えば、風土の特徴を生かした味わい豊かな能登の海産物に野菜や能登牛、岩のり、ころ柿、さくら貝を使った工芸品など。いずれも土地の魅力に誇りを持ち、里山里海の豊かな恵みをカタチにした良品だ。多くはネット販売も受け付けているので、気になる人はぜひチェックしてみてほしい。ゆるやかな時の中で暮らすせいか、ここに暮らす人たちは皆、優しくおおらかで温かい。この週末は足を延ばして、自然に、人柄に、触れて癒されるひと時を過ごしてはいかがだろう。